おめでとう、と

 

2024年3月3日
自担である加藤シゲアキさんが結婚を発表した
あれから一週間が経ちました
心の整理として、区切りとして、今後の自分のために書こうかな。

わたしは周りの人に「もし自担が結婚したら寝込むので、少しそっとしておいてから1ヶ月後とかにフラッと飲みに誘って慰めてほしい」って冗談混じりで言ってたんだけど、その"自担が結婚したら"が、本当になった。
そのifは、生きている人を応援している以上現実になる時がいずれ来る。
彼らの年齢的にも、周年的にも、そろそろという覚悟は勿論あったし理解もしてた。予測していたつもりだった、こうなるだろうなって思ってたのに、実際いざ自分に降りかかってみると、そのif話なんて所詮雑談のネタ程度で、結局自分はなんの心構えも出来てなかった

 

一報を見た時の正直な感想は、あ〜〜〜〜そっか〜〜〜〜〜だった
ちゃんと大事にしてる人いたんだね
勝地涼とばっか飲みに行ってるから全然数年後の未来だと勝手に思いこんでたな。もしやオタク達ピュアだったか。そんなつもりなかったんだけどなあ
でも、悲しい時とか辛い時、1人で悲しんで抱え込んでなくて、ちゃんと加藤さんが寄り添えるお相手を見つけてたのは、なんだか安心した

あれだけもし自担がそうなったらって考えてたのに、感想は一貫して「そりゃそっか、そうだよな」だった。これ以上もこれ以下もなかった。
わたしがこんなにも人生狂わされてるのに、こんなにも最高の男なのに、そんな人が独り身なんてことある?、って心のどこかにあったそうかもしれないって気持ちの輪郭がハッキリしたようだった。

今の今まで疑り深く考えてみて、これで彼女いないことなんてあるのか?みたいなエピソードは、あったような、なかったような…、それでも勝地涼の存在感がデカすぎてその影は薄れてたし、まあ加藤シゲアキってそういう人間だし…みたいな変な自信があったんだろうな。
自立してて、一人でなんでも出来ちゃう。出来すぎちゃってて彼女になる人は大変そう…なんて。
加藤さんがおひとり様を楽しんでる人に見えてしまっていたね。あまりにもそう見せてくれたものだから、こっちも見て見ぬふりしてたのかもしれないね
一切女性の影を見させなかったのも、ちゃんと加藤さんは"アイドル"してくれてたんだな。
勝手に知ったつもりでいたんだ。なんて傲慢なんでしょう。そりゃそうだよ、私が知ってるのは「アイドルの加藤シゲアキ」なんだもんね。
なんかすごい、完敗です
加藤さんが最近言ってた「周りに僕のことを愛してくれる人しかいなくなってきました」はほんとうだったね。自担が身近な人たちに愛されて守られていた事実が嬉しかった

 


だけど、正直めちゃくちゃに泣いたは泣いた

おめでとう。よかった。…なのに、そう思ってるのは本当なのに、でも涙が出るね
ふとしたきっかけがあれば秒で泣いてる
ちょっと自分でも笑っちゃうくらいだった

お祝いの気持ちは嘘じゃないはずだし、勿論自分がどうこうも絶対ないし、なんならわたしは既婚で旦那もいて。わたしは自分が結婚した時に、この人と一生一緒に生きていこうって思って結婚したけど、そんな気持ちになれた人が加藤さんにも出来たんだね
この気持ちはなんですか?って言われると簡単には言葉にできないけど
叶わない恋だなんてとうに知ってたはずなのに、決定的な終止符を打たれたんだよね。きっとそのキラキラしてた「好き」って気持ちが、自分にとって大切で、何より心地良かったんだね。
誰かのモノになってしまったという事実が、あの頃の気持ちを取り戻せないことを実感させて、寂しくて仕方ないね

オタクって勝手な生き物だよ。勝手に好きになったと思ったら勝手に理想を描いて、夢見て、期待して、勝手に失望して、勝手に降りていく。
アイドルは、ずっとずっとそこにいてくれてるのに。
自分はこんなに好きなのに、自分の知らない誰かと結婚したのがいやだった?
自分の知らない人生を歩まれるのが耐えらない?
アイドルが結婚したいと思ったこと自体がダメだった?
アイドルの間そうなることが嫌ならアイドルを辞めるべきだった?
もし彼がもうアイドルじゃなくなってたとしたら、わたしは手放しで喜んでた?

いろんなこと考えてたけど、ぜんぶぜんぶわたしのわがままだなって思った。

結局のところ全部自分が傷付きたくないからって加藤さんにこうあってほしかったって押し付けて。
変わらないでほしかった、なんて。
なんて身勝手なんだろうか

でも色々考えて、わたしは結婚することよりも、加藤さんがアイドルじゃ無くなってしまうことを想像した方が怖かったんだ

NEWSの加藤シゲアキじゃなくなったほうが何よりもつらい。悲しい。結婚の比じゃないくらい嫌。
加藤シゲアキ個人が好きなのは大前提だとしても、それと同じくらい"小山慶一郎と増田貴久と一緒に居る加藤シゲアキ"がめちゃくちゃ好きだった。小山さんにブーブー文句言って、増田さんにツッコんで、一番まともですみたいな顔しながらも結局コヤマス兄達に甘やかされて一人っ子してる末っ子のシゲがだいすきだった。あの二人と一緒に居る加藤さんが見れなくなってしまうのが、一番いやだ
コンサートに加藤さんに会いにいけない方がいやだった。加藤さんにキャーキャー言えない方が嫌だ、現時点で果たして言えるかどうかは別として(笑)。
悲しくてどうしよもない気持ち めちゃくちゃわかるのに、自担がそうなった今も、わたしはアイドルの結婚を否定する気にはどうしてもなれなかった

グループが終わってもいいタイミングが何度かあった。でも今の3人は20年その歩みを止めないでいてくれた。だからわたしはNEWSに出会えた
周年の後で、区切りとしてタイミングバッチリで、ましてや彼はアイドルじゃなくなっても大丈夫であろう作家業があって。なのに加藤さんはNEWSを続けてくれる。
もうそれがわたしにとっては全てじゃないか?

でも気持ちの落とし所に答えがないから、みんな悲しんだりするし、苦しくなって担降りするんだよね
でもそれは自分の心を守るためだから仕方ない事
きっとそれは加藤さんもわかってたと思う。
でも、それでも加藤さんは自身の幸せを決断したんだ。

加藤さんが選択した事、わたしは100で受け止めてあげたかった。お祝いの気持ちは嘘じゃない、でもそれと同じくらい寂しい。
オタクはめんどくさいな!!って、それだけだね。めんどくさいなって自分でも思うくらい、好きなんだね。加藤さんのことが。

 

ファンクラブ向けの文章で「お気持ちを想像すると大変に申し訳なく、晴れやかな気持ちばかりではございません」って、言わせちゃってごめんね

こんな時まで、こんなこと言わなくていいんだよ
晴れやかな気持ちになってくれてていいんだよ
いつもどんな時も、一番にファンの気持ちを考えてくれる。それが時に残酷に見えても

 

加藤さんはいつもひとつひとつ丁寧に、考えてること教えてくれてた。
ここ数年は特に顕著だった気がするね。

アイドルとファンには隔たりがある、だからこそお互いに慈しみ合えるし思い合えるって
ファンのみんなには幸せでいてほしい、泣くより笑っていてほしいって
次のコンサートで会う時まで、お互い幸せでいようって
だから加藤さんにも幸せだと思っててほしかった
ファンを泣かせたくないって言ってた人が、悲しむ人がいることを承知でこの決断をした。加藤シゲアキ加藤成亮として幸せになる人生を諦めていなかったんだ。嬉しい。すごく嬉しいんだよ
そう思えるようわたしを導いてくれていたのは、他でもない加藤さんだよ


加藤さんに出会って9年
わたしは彼のデビュー時を知らないし、古参でもなんでもない。加藤シゲアキの芸能生活1/3程度の年数しか見てないけど、その中だけでもまあまあ色々あったのに(笑)、ファンを降りるって選択肢が1ミリも浮かばなかった。

出会ってから今までずっと加藤シゲアキが一番だった。
加藤シゲアキに出会ってなかった頃の自分がもう思い出せないくらい、加藤さんのファンやってる人生楽しいんだよ。
加藤さんに出会ったから知り合えた友人がいて、加藤さんに出会ったから知れた音楽と映画と本があって。わたしまだまだ教えてほしい。この本が面白かったとか、この音楽が好きとか。
加藤シゲアキが推しでいる人生、めちゃくちゃ楽しいんだよ。加藤さん知ってた?知らないか。まあ知らなくてもいいよ。わたしの人生だからね。

 


だから、まだちょっとだけ、寂しいよシゲ〜〜〜〜〜ってめそめそする時間が必要ですね。
これからも私たちに見せてくれる加藤シゲアキは多分なにも変わらないって、わかってはいる。でも、それが寂しい。かといって見たくもない。見たくないのに、わたしが知らない加藤さんがいるのが寂しい。
あの時には、とか、あの時期は、とか、考えてもらわないように、3月3日の12時まで、ぜんっぜん、誰にも何も悟られないで、まるっと隠してくれてたのに。今までも、これからも、その一切を見せないことがわたしたちファンに対しての思いやりだって、頭では理解してるのに。

どうすることもできない気持ちは、こちらの問題なんですよ。
多分これからも変わらないでいてくれるって、わかってるのに、それがわかるくらいに加藤さんからたくさん愛情貰ってたのに。わがままだよね、これまで色々もらったのに、最大限配慮してくれてるのも伝わってるのに。これ以上何を望んでるんだ。
その思いやりすら、私が大好きな加藤さんのままで、大嫌いになることすら許してくれないんだよ。いっそのこと大嫌いになれた方が楽だなんてわかってるよ。でも大好きなんだよね。
これが惚れた弱みですかね?じゃあもう仕方ないですよね。何にも敵いませんから。

めちゃくちゃ冷静になって受け入れてる瞬間もあるし、一気に寂しさが押し寄せて涙腺が崩壊する瞬間もあって、まだあまりにも不安定なんです。だから、次ツアーが始まるまで、現場入るまで、それまでは、少しめそめそしててもいいかな。
でも、加藤さんが悪い訳じゃないから気にしないでくれよ。

 

一人一人自分のファンを探してファンサをあげてる加藤さんがだいすき。
自分のファンだけに向けてる表情はとっても優しくて、あの笑顔は加藤さんのうちわを持った人しか貰えなくて。
その特別感は加藤担にならないと絶対にわからない。
加藤さんは自分のファンをすごく甘やかしてくれる。それがちゃんとわたしたちに伝わってくるから加藤担やってて嬉しくて楽しくて幸せ。
いつぞやのツアーで、シゲ大好き!ってうちわに指差してありがとうってファンサしてくれたアイドルの加藤シゲアキが、何よりもキラキラして見えて、どんなアイドルよりもかっこよくてかわいくて、今までもこれからもずっとわたしのいちばん

加藤さんには数え切れないくらいたくさんの愛をもらったし、幸せを願ってくれてた。
だからわたしはあなたの幸せを願えるファンでいたいです。

結婚おめでとう。
どうか、しあわせに。