こんなのラブレターにもならない

 

 

先週からずっと偏頭痛が酷い。

月に何回かのほんの少しの我慢が、先週は毎日ずっとだった。どうしてかな。無理をしないように、無理をしないようにと極力務めていたのにな。

ずっと心配なんだよ。でもわたしはどうすることもできないんだよ。「大丈夫?」ってすぐに連絡を送れる身内や友達じゃなくて、会った時に心配してあげられる関係者でもなんでもなくて、世間と同じようなタイミングで情報を受け取るしか術がない、ただのファンなんだよ。

 


来月の7月は、お誕生日だったね。

来月で、わたしもファン3年目になるよ。まだまだひよっこの新規だけど、お誕生日おめでとうって、わたしが加藤さんが大好きになった理由と、たくさん大好きだよって勝手に伝えるブログを上げようと少しずつ書き溜めてたよ。その気持ちの行方が、あげるタイミングが、わたしはわからなくなってしまったよ。

 


未成年飲酒は悪い、それはわかる。そこは擁護する気もない。強要もダメだよ。それもわかる。それ以外の、法的ではないルールとか、道徳とか、マナーとか、一般常識とか、人間として、アイドルとして、いろんな意見がありすぎて情報の多さに疲弊する。時間毎、日毎にいろんな情報が回るし、いろんなことをみんなつぶやくし、なにを取捨選択すればいいかわからなくて、何もかもが嫌になるんだよ。

 


正直、プライベートについてはとやかく言うつもりは無かった。プライベートで女の子と楽しく飲んでようが、付き合ってる彼女がいようが、30代の健康優良男子が、アイドルとしてステージに立ってはない部分でなにしようが正直どうでも良かった。ちょっとショックは受けるけどね。

わたしは普通に結婚してるし、家庭を持って幸せに過ごしてる。だから「恋愛するな」とも「女の子と飲むな」とも言わないし言えない。わたしは彼を一般的なカテゴリーでいう"幸せ"にはしてあげられないから。ステージではちゃんと私の求めるアイドルでいてくれるから。わたしがお金を払う場所では、きちんとアイドルでいるから。アイドルに見返りを求めたりはしたくない。だってわたしはお金を払って消費する立場だから。

 

 

 

でも、「気をつける」って、そんなに難しいことかな。

わたしだって気をつけてても飲みすぎてはしゃぎすぎる時はある。若い頃に記憶失くすまで酔って、ここどこだ!?って顔面蒼白したことも、酔って知らない間にたくさんの人の迷惑をかけて先輩に大目玉をくらったことだってある。

一般的な社会人30歳と、小さい時から周りにチヤホヤされて、何もしなくても女の子が寄ってくるようなキラキラした世界に身を置いていた30歳とでは同じメモリにして測ってはいけないのだとは思うよ。

でも、一般的な「気をつける」より「気をつける」、一般的な「迷惑をかける」より「迷惑をかける」って、10代の頃からお仕事していたのにどうして気づかなかったの?わたしはその世界では働いたことないし、その立場に立ったことがないからわからないんだ。どこで麻痺するの?ねえ教えて。

 

 

 

報道を知った時、「ああ、そっか……」って情景が浮かんだんだよ。楽しそうに大人数ではしゃいでお酒を飲む小山さん。小山さんに呼ばれてそれを横目に笑いながらお酒を飲んでる加藤さんが、想像出来たんだよ。

ねえどうしてだと思う?なんで、そんなプライベートな飲み会がいとも容易く一介のファンであるわたしでさえ想像出来てしまったんだと思う?

わたしは、いつ、どこで麻痺してしまったんだろうね。自分でもわからないよ。

 

 

 

自分の感覚が一体いつ麻痺したのかもわからないくせに、それでも好きだということははっきり分かるんだよ。加藤さんが大好きなんだよ。コンサートに入れば2時間半ずっとあなたを目で追うくらい好きなんだよ。好きすぎて泣いてしまうくらい、気持ち悪いって言われても仕方ないくらい好きなんだよ。

 


去年から乱立し出した愚痴垢や暴露垢の目的がよくわからなくて、どういう未来が見たくて、どうして欲しくて呟いてるのかわからなかった。見たくないほど嫌いなら見なければいいのに、ほっとくことも出来ず、でも好きにもなれない、なんとかしてどうにかしてやりたいって憎愛が執着に変わってるのだとわたしは自己処理していた。あの人たちはこういう未来が見たかったのかな?これとは違った未来だったのかな?この結果はあの人たちを満足にしてるのかな。

 


わたしも、数あるアイドルグループの中でも、彼らをこんなにも好きな理由を、絶望させられてもそれでも尚加藤さんが好きな理由を、考えて考えた。

わたし、結局NEWSというグループに、加藤さんに執着してるんだと思うよ。いまこんなに苦しいのに、どうやって考えても「すき」の2文字に戻るんだよ。自分でも意味わかんないんだよ。でも好きなんだよ。きっとそれは「執着」なんだと思う。勝手にあれは執着だって自己処理してたあちら側とベクトルは違えど大して変わらなかったんだな、わたしって。なんだか笑えてくるよ。

 

 

 

 

 


学生時代に見てた金八ではハセケンが好きだった。高校の時にNEWSが好きな友人がいた。ハセケンが好きだったのにその時には「このソフトモヒカンみたいな人はタイプじゃない」って言った記憶がある。でも失恋ショコラティエを見てる時、リクドーの方のショコラティエさんイケメンだなぁって見てた。でも、ただそれだけだった。

振り返れば加藤さんはわたしの日常にこっそりいたけど、どのタイミングを見てとってもわたしはあなたにさして興味がなかった。

でも、3年前の夏に見た音楽番組で目に止まった。たくさんの出演者がいる中、あなたに目が止まった。

わたしが生きてる世界線で、こんなにかっこいい人がいたんだとびっくりした。どうして今まで出会わなかったのだろう。あ、よくよく考えれば出会ってたのか。わたしこの人知ってたわ。出会ってたのに気づかなかったんだ。

出会うべくして出会った運命のような存在でもなく、前々から彼を認識してたのに、わたしは3年前の夏にあなたを好きになったよ。そこからあなたはたくさん幸せをくれたんだよ。加藤さんは知らないと思うけど、わたしたくさん幸せもらってたんだよ。

 

 

 

昨日のシゲ部が通常放送で、張り詰めた糸が切れたように泣いた。ほんとは何か一言欲しかったのかもしれない。実際そう思って聞いている人が大半だったと思う。でもわたしは、心底安心してああよかったって思ってしまった。

ある程度は覚悟していたつもりだったのに、だいすきなことをひたすらに楽しく30分話す加藤さんがだいすきで、わたしのだいすきな30分が、変わってしまうことが怖くて怖くて仕方なかった。そうだわたしってそんな強くなかったもんな、って泣いて改めて思い知ったよ。

 

 

 


どうにも消化できない気持ちと、これから何年も付き合っていくんだよ。ねえわかる?わかんないよね。

許せなくて、でも好きで、これからあなたの発する一言一言にほんの少し疑問の気持ちが混じるようになって、自分が少し嫌いになって。でも4人で笑ってる姿を見ると心底幸せな気持ちになるんだよ。わかんないよね。理解出来ないよね。それでもいいよ。

でもわたしが思うよりもっと反省してね。わたしが思うよりもっともっと向き合ってね。わたしが思うより、あなたは愛されているんだということを理解してね。

 

 

こんなくそほど重くてどうしようもない気持ちは受け取らなくてもいいから。その代わり大好きだって言い続けるから。それを受け止める覚悟だけは持っていてね。

ほら、わたし執着心強いからさ。