苦労はね、忘れるのが一番。

 

NEWSとKAT-TUNが少プレで共演するの、とってもとっても楽しみにしてました。

KAT-TUNの充電期間に伴いバトンを引き継いだNEWS。充電が終わったら全員で少プレに遊びに来てねって、事あるごとに小山さん言ってたし、楽しみにしてたんです。結構。

 


少プレ内でのプレミアムトーク、手越さんの「NEWSとKAT-TUNにしかわからないファンとの絆が~」って言って亀ちゃんが否定も肯定もしなかった流れ、放送を見てから少しおもったことを。

 


※基本的に、IQ3とかで、NEWSくんを愛でてる頭の弱いタイプのオタクなので、難しいことはよくわかりません。ほんの少しだけ、感情論にもなってることを許してください。

 

 

 

 

いろんな考えがあるからこれが正解だとか、本人たちがどんな考えであの発言をしたのかなんてあくまで推測でしかないけど。

わたしは基本的には嫌いなジャニーズグループはいないし、NEWSを好きになってから他のグループも今までよりも格段に目がいくようになった。ここはこんなグループで、こんな色があって、このグループはこれが強みなんだなあって、ぼんやりとグループの個性やファン層とかほんの少しだけ把握して。

「〇〇だから」このグループがきらいって思うグループはなかった。だって、それぞれグループ・個々での戦い方が違うからグループの「個性」って生まれるんだろうし、だから同じ事務所でもそれぞれのグループに色んなファンがつくんだと思ってるから。

 

 

 

あの時の手越さんと亀梨さんの会話を見た呟きが、ちょっと話題になった。

その呟きに対して、「NEWSが、KATーTUNに"俺たち同じ"と言うたびに感じていた嫌悪感と違和感を亀ちゃんがバッサリと言ってくれてすっきり」と書いている投稿を見た。

基本的にあまり人の考えに否定的な考えは浮かばないのだけど、なんか…それは偏った意見な、気がして。わたしも自グループが大好きなどうしようもないただのオタクなので、これから書く内容もめちゃくちゃ偏ってる気がすると思うけど、スクロールする方はイチNEWSファンの気持ち消化だと思ってお付き合い下さい。

 

 

 

 


確かに「NEWS」というグループを説明する時、どうしても脱退の話が付きまとうのは仕方ないと思ってる。それはグループの歴史であり真実だから。グループが4人になった当時、わたしはNEWSのファンでは無かったが、メインでありグループの看板であるメンバーが一気に抜けて、報道の殆どが「解散するのでは」という記事でありふれていたことは、ファンではないわたしでも覚えている。

「山下と錦戸が抜けたら華がなくなる」「手越と増田は今後はテゴマスとして活動」「このまま解散」という記事ばかり目にした。現に当時NEWSに興味がなかったわたしも、あー、NEWS解散すんのかー、まあ山Pと亮ちゃん抜けたらそりゃ厳しいよなぁ…と思っていたから。でもこれが一般的な人達の当時のNEWSへの見方だったと思う。

そこからの復活コンサートでの感動的な流れや、近年の個々での活躍でNEWSは「あの脱退、解散危機から見事な復活を果たした物語性の強いグループ」というものを強く印象づけてしまったように思う。他のどのグループよりも、色濃く・印象強く「脱退を経験したグループ」が付きまとってしまった。

ジャニーズなんて、蓋を開ければ脱退したメンバーがいるグループは結構ある。デビューの時にメンバーが変わったり、グループ内格差があったり、解散危機が囁かれたり。内情が穏やかで平和なグループってきっと一個もないと思う。その中でも、より「脱退・解散」イメージが付いてしまっているのが今でも「NEWS」なんだと思う。

 

 

「未だに脱退ネタを引き摺ってる」とも書かれているのを目にした。KAT-TUNはもう前を向いてるのに、NEWSはそのネタにまだ縋っている、と。書いた方はNEWSのアンチかもしれない。ただNEWSの悪口を書きたかっただけかもしれない。けど、わたしは2つのグループの前の向き方を比較するなんて出来なかった。

 

当時のデビュー組で、主要メンバーが全員一気に抜けるという事態が今まで無かったこと、残ったメンバーが当時個々で活躍出来るほど、売れているとはハッキリ言えない状況だったこと、事務所内でも「解散した方がいい」という意見があったこと。復活の発表はラジオだったこと。復活コンサートは東京ドームでしたいというメンバーの意見にOKが出なくて東京ドームに立てたのは翌年の10周年イベントだったこと。当時、報道的にも一般的にも「NEWSは終わり」という雰囲気だったこと。

 


KAT-TUNは、状況が違う。ある程度メンバーそれぞれ力をつけていて、全国的な知名度があるメンバーが残っていたこと。解散だなんて文字が大して報道で踊ることなく充電期間に入る発表があったこと。充電期間中しっかり個々が充実して活躍出来ていたこと。そこから、カウントダウンコンサートでの充電終了のサプライズ発表、東京ドーム3daysの復活コンサート。報道的にも、一般的にも「KAT-TUNがんばれ」の雰囲気。

 


ぜんぜん、ちがう気がする。2グループの前の向き方が、同じである訳が無い。それは、グループの状況も、どういう方向性かも、全部全部ひっくるめてだ。NEWSは可哀想だから応援してあげようって言いたいんじゃない。

NEWSとKAT-TUNは、当時の待遇から、世間一般の認識から、何から何まで全然違う。NEWSファンという色眼鏡を掛けていても、その差は確かにあったと感じる。のに、それでもNEWSはKAT-TUNに同じものを感じて、これからも一緒に頑張っていこうね、って笑顔で言う。一緒にまた何かしたいね、お互い頑張ろうね、って。

彼等は同情をしてほしいんじゃないと思う。俺らも頑張ったからこその今があって、だからきっとKAT-TUNも大丈夫、って。経験したからこそ言えるのはそこだと思う。他のグループとは感じるものが違う。経験した人にしか分からないものって、意味合いが違えど絶対あるはずだから。KAT-TUNがまだ充電期間中、『俺らも、全部はわかってあげられないけど、でも、その中でも1番の「大変だね、わかるよ」を言ってあげたい』って、加藤さんが言ってたね。そういった"お互い全然違うけど、どこかで分かる気がする"気持ちが強いんだろうなって。

どう動くかはその人次第だけど、同じ悩みを持って、試行錯誤して、グループで同じ方向を向いていこうって道を決めて、そういう経験を両グループはしてるから。

ファンとの絆がどのグループよりも1番強いって自信持ってる旨の発言は結構いろんなところで言ってるから、あの場でも同じようにその言葉を使ったような気もするんだけど、彼はその気持ちをあの場で誰かと共有したくて言ったつもりではなかったと思う。どういうつもりで言ったかなんて、手越さん本人にしかわからないけど。

少なくとも、同情とか、あの辛さを乗り越えたから、とか、僕ら頑張ったんです!みたいな被害者意識的な共有をしたくて発した発言とはわたしは捉えられなかったから。

亀梨さんが大人で冷静な意見、というのはとてもよくわかります。彼はちゃんと自分の今置かれている状況や周りからの今の見られ方をキチンと把握した上での発言で、すごくかっこいいなって。

だからこそ、わたしがこうやって考えを書くのもなんか違うんだろうなあ、って悩みながらも文章を打っています。何度も言うけど、わたし個人のモヤモヤの気持ち消化です。わたしはNEWS担なので、どうしたって彼らの肩を持ってしまうし、彼らの発言をマイナスに捉えられないのも承知の上で、この文章を書いています。フラットな考えで意見を出すのって、どうしたって難しい。自分の大好きで大切な事柄なら、尚のこと。

 

 

 

わたしがNEWSを好きになって2年弱、まだまだ新規のぺーぺーだけど、「解散危機や脱退を引き摺ってるグループ」だなんて1度も感じたことはなかった。

NEWSに興味を持ったきっかけは音楽番組で見た「復活コンサート」の映像だったけど、それは今思えば単に興味を示したコンテンツのひとつに過ぎないと思う。歌番組を見て、バラエティを見て、ドラマを見て、雑誌を見て、音楽を聞いて。それと同じだと思う。あのコンサートのあの瞬間の背景がどうであれ、単純に、とても素敵なコンサートだと思った。そんなコンサートが出来る彼らに惹かれた。あんなに愛に溢れたコンサートがあるんだって、会場にいるファンが羨ましかった。

15周年の今年、ベストアルバムやアニバーサリーツアーではなく、世界観や作品性を徹底して、昨年感じた手応えをもっともっと強みに変えて進化しようとしてる、今現在のNEWSで真正面から勝負してツアーを回ってる彼らを見て、「脱退を引き摺ってる」なんて1ミリも感じなかった。

彼らを好きになってから、今・その時の・その瞬間の・4人のNEWSで勝負してる姿をずっと見てるよ。

事実をねじ曲げることは不可能だけど、その事実を、評価を下げる引き合いに出されないほど、もっともっと魅力的になってほしいなあ、と切に思いました。最後小並感でごめん。

 

 

 

 

ジャニーズってグループ毎の色がほんとに違くて、だからきっとどのグループも面白いんだよね。どんなに色が違っても、「ライバル」であることは変わらないから、いろんな意見があって、いろんなファンがいるのは当たり前。

だからこそ、その「ライバル」の本人やファン達が蹴落としたり、いがみ合うんじゃなくてお互い高めあってどのグループもそれぞれ素敵なグループであり続けてほしいと思うのです。